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昨日,ラジオ「イキイキ中国」を聞きました。北京の甘栗についてです,懐かしいな。今日会社で,日本の栗金団を食べました。美味しいですけと,味は違いですね。だから,今回は引き続き北京の冬の風物詩を紹介したいです。北京の冬の旬のおやつの一つ、ホクホクの甘栗です。
日本では甘栗を売っているところで、「天津甘栗」という看板をよく目にしますが、実は栗といえば天津じゃなくて、北京こそが本場なんですよ。天津は海辺の港町ですから、日本へ船の行き来もありますよね。たぶん天津港から運ばれた栗が日本で「天津甘栗」になったのかもしれませんね。でも、日本で売っている甘栗は皮を剥いてパックに入ったものもよく売られていますよね。しかし、こちら北京の冬の甘栗は「炒める」に「栗の子」と書く、「焼き栗」です。皮むき甘栗も悪くはないんですが、やはり甘栗は皮付きが美味しいと思います。街角には大きな鍋やドラム缶で焼き立ての甘栗を売っている屋台もありますね。遠くからでもその香りがしてきます。
作る方法は:まず、大きな鍋に小粒の石を入れます。そして、10キロ分の生栗を入れて、時々砂糖水を加え、蒸気で蒸しながら、30分ほど炒めます。甘栗がベタベタするのは砂糖のせいで、栗の穀についていたゴミや石を取り除き、栗に艶を与えるそうです。30分ほど炒めて、ぽかぽかの焼き甘栗が完成です。でも、まだもう一つの作業があります。最後に栗を振るいのようなものにかけます。栗を振るいにかける?石を取り除くためなんです。
北京の旧市街の中心部で、「地安門」付近にある焼き栗の老舗「秋」に「栗」、「香り」と書く「秋栗香」は特に有名なお店です。あそこの甘栗は500グラムで15 元、普通のよりもやや高いですけど、いつも買い求めるお客さんが長い列を作っていて、毎日500キロ以上も売れるそうです。いつも道に沿ってたくさんの人 が並んでいるんですよ。北京の焼き甘栗、伝統のおやつでもあり、お茶にもぴったり。それはと日本の栗金団をする時,お茶一緒の習慣同じですね。
そろそろ寒くなり始めると、私にとって、以前北京でこの時期必ずがある食べ物は火鍋(シャブシャブ)、焼き芋、そして日本で見たことがない「糖葫芦」です。北京の冬のグルメと言えば、「糖葫芦」は最も庶民的な代表です。
日本のりんご飴とか、いちご飴とよく似ています。日本では、夏の夜店の風物詩です。北京の「糖葫芦」は山楂子などの果物を竹ぐしに刺して、飴で覆ったものです。砂糖や氷砂糖を使っているため、「糖葫芦」、若しくは「冰糖葫芦」とも言います。北京の冬の代表的なおやつです。
調べると、この食べ物が生まれたのは南宋時代、3代目光宗の王妃・黄貴妃が病の床についたことから生まれます。ある漢方医が、「氷砂糖とサンザシを煮詰めたものを毎日食べれば直る」と診断し、半月後に本当に直ってしまいます。ここから庶民に広まり、串にさして食べるようになったといわれています。ちなみに“葫芦”はひょうたんのことですが、昔はさんざ塩をくしに刺すときに大きいものを下に、小さいものを上に刺し、ひょうたんのような形をしていたことからこういう名前が付いたといわれています。
本来糖葫芦は山楂ですが、近年、他の果物で作られる糖葫芦もあります。これはいちごです。
もし冬に、北京へ行ったら、酸味と飴の絶妙な糖葫芦をぜひ味わってみてください。