半田では、江戸から現代まで続く代表的産業として、食酢や日本酒といった醸造業が知られている。当初はこれらに携わった人々がそのアレンジとして丸三麦酒株式会社醸造工場を建ててビールを造り始めた。
すなわち、半田の近代産業の歴史の一角がこのビール会社である。 明治に始まり、関東大震災以後はほとんど建てられなくなったレンガ造建築は、日本建築史上でも例を見ないほど短い期間でしか建てられていない上、災害や建替により多くが壊されているため、現存している建物はかなり少なくなっている。
当該建物は、その稀少な中でも、東京駅、横浜新港埠頭倉庫に次ぐ大規模な建築物である。 また、明治時代後半に乱立したビール会社にあって、本格的ドイツビールを製造し販売量も飛び抜けていた、5社(サッポロ、アサヒ、キリン、エビス、カブト)の一つであり、この中で現存するのは当工場を含め3~4工場しかないため、この意味でも貴重な存在である。
また、当該建物は明治時代を代表する建築家・妻木頼黄の作であり、技法的に現在では類例が無い特徴をもつといえよう。
ご存知ですか?戦前の五大ビールメーカーを。
明治時代に、大都市をひかえた既存4大ビールメーカーに挑戦した一地方都市のビール会社がありました。
そのビールとはカブトビール。 今となっては幻のビールとなってしまいましたが、その工場は、半田赤レンガ建物として現存しており、半田の先人たちが、大ビールメーカーに立ち向かった心意気と、豊富な財力と技術力を有していたことを雄弁に物語っています。
半田赤レンガ建物は、次回は7月7日(土)8日(日)に一般公開を行います。
また、7月28日(土)29日(日)には、年に1回のカブトビールフェスティバルを開催します!ぜひご来場ください。こ
戦前のビールを味わいたいならば,せっかく機会を逃さないでね。
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