2014年の新年は午年です。それで馬にまつわる言葉はかなりたくさんありますので、代表的なものを紹介します。
・馬には乗ってみよ、人には添うてみよ馬のよしあしは乗ってみないとわからないし、人のよしあしは親しく付き合ってみないとわからない。何事も経験してみないと本当のところはわからないということ。
・馬の耳に念仏馬に念仏を聞かせてもありがたみがわからないことから、人の意見や忠告を聞き流すだけで、少しも聞き入れようとしないことのたとえ。
・馬の耳に風/馬耳東風馬は耳に風を吹きつけても感じないことから、人の意見や忠告を聞き流し、少しも聞き入れようとしないことのたとえ。
・馬を牛に乗り換える速い馬を遅い牛に乗り換える意で、有利なものを捨てて不利なものに乗り換えることのたとえ。この反対は「牛を馬に乗り換える」。
・馬を鹿/鹿を指して馬となす誤りを無理やり押し通そうとすること。白を黒と言い張ること。
秦の趙高という人が、自分の権勢がどれほどかを試すために鹿を「馬です」と言って幼少の皇帝に献上したが、皇帝が「これは鹿ではないのか」と側近達に尋ねたところ、趙高にこびへつらって「馬です」と答えたという故事から。
・駑馬(どば)に鞭打つ能力のない者に能力以上のことをさせようと叱咤すること。多くの場合、才能のない自分が精一杯努力することをへりくだって言う。駑馬とは、おそい馬やのろい馬のこと。
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