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中国蘇州市寒山寺の「除夜の鐘」は1979年から、すでに32年続いています。改革解放後、中国で最も早い観光イベントのひとつとして、「除夜の鐘」は江蘇省の重要観光イベントとして評価されました。今年、第33回を迎えた「除夜の鐘」イベントは「除夜の鐘を聴き、世界平和を祈る」をテーマに、さまざまな催しがあります。
たくさん日本人は「楓橋夜泊」という古詩を知っています。楓橋夜泊寒山寺は、中唐の詩人で政治家でもあった張継の七言絶句「楓橋夜泊」によって広く知られています。この詩は都落ちした旅人が、蘇州西郊の楓江にかけられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、旅愁のために眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を詠ったものであります。この詩がひろく人びとから愛好されるようになってから、歴代の詩人が次々に寒山寺を訪れて続作を詩に詠んでいます。本来、中国人の「除夜」は陰暦でありますが、蘇州とその隣地区例えば上海とか無錫とか、たくさん日本人がいるので、寒山寺では「鐘撞きの儀式」を行います。寒山寺の鐘声はとても有名です。毎年の大晦日、あるいは元旦の夜、「鐘撞きの儀式」を行い、鐘を108回撞きます。「鐘声は人の煩悩を代表している。108回の鐘声を全部聞いたら、来年の悩みはすべて風に吹かれ去る」という伝説もあります。 除夜の鐘を聞きながら新年を迎える行事は、1979年に藤尾昭が発起人となって始まりました。以後、12月31日には日本ばかりでなく、韓国をはじめとする各国の観光客や中国人も大勢参加するようになりました。
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